グローブのポケット部の革の浮きが気になりませんか?
こんにちは。野球館のそがじぃです。グローブの修理をし続けて約30年。どうしても気になっていたグローブの捕球面にできるシワのような「革の浮き」。
やっと、解決方法が見つかりました。
皆さんのお使いのグローブの捕球面は、浮いていませんか?使いにくくはないですか。
もし、グローブの捕球面に革が浮いているのであれば、野球館までお持ちください。
なぜ捕球面の革がういてしまうのか?
グリスが不足している
グローブの裏革と捕球面の革を接着剤的な役割をしている「グリス」がなくなっている。
グリスが少なくなると裏革と捕球面の革が接着し無い為、このまま使い続けると、シワのように革が浮いてきます。
新品のグローブを無理に使う
新品のグローブの型付け時に気を付けないと革が硬いので浮きが出てしまう事もあります。
このふたつが、大きな原因だと考えられます。
では、捕球面の革が浮いてしまうと、グローブはどうなるのでしょうか?
グラブの捕球面が浮いてしまうと
ボールを、弾きやすい。
革の浮きにより、ボールの収まりが悪くなり、ボールを弾きやすくなります。
型崩れしやすい。
ポケットの形が崩れてしまい、グローブ全体の型も悪くなってしまいます。
結果、ボールを捕球しにくいグローブとなってしまいます。
浮きを直すには
グリスの補充である程度直る事もありますが、 野球館では、別の方法で行っております。
以前は、一般的なグリスの補充をし、グラブハンマーで捕球面を叩き、革の浮きを抑えていました。
しかし、この方法では、グリスを補充した時点では、革の浮きを抑えられるのですが、グローブを使用するにつれ、また革が浮いてきます。
これは、一度革が浮いてしまうと、革に折り目が付いてしまうことで、革が浮く癖がついてしまうからです。
長年、各メーカーや工場、グローブの修理職人さんに相談をし続け、何千個のグローブを触り続けてきました。
結果、やっと革が浮く癖を無くせる方法が見つかったのです。
捕球面の革浮き修理
納期 約1週間
修理方法は、申しわけございません。ライバル店には知られたくないので、お知りになりたい方には、店頭で解説させて頂きます。
まとめ
いろいろなWEBサイトで、グローブの捕球面の革の浮きについて私も調べたことがあります。
しかし、どのサイトでも「グリスを入れて叩く」方法ばかり。もしくは、革の浮きは、元に戻らないという意見も多いです。
野球館では、スタッフの母校の大学の現役選手に、革の浮きの修理をしたデモグラブを、3ヶ月間使用テストをして頂きました。
写真の通り、3ヶ月間グローブを使用しても、ほとんど革の浮きが見られません。全てのグローブが、完全に革の浮きを抑えられるわけではないと思うのですが、かなりの確率で革の浮きを抑えられると思っています。
革の浮きが気になられる方は、一度野球館までお持ちください。愛情をこめて修理をさせて頂きます。